おはようございます!
那須BASEでございます。

今回は、薪を乾燥させる棚。

薪棚 について取り上げます!

なぜ薪を乾燥させるのか

 薪ストーブで使用する薪は十分乾燥させた物がいいとされており、その含水率は15%~20%前後とオススメされています。

含水率の詳しい値はともかく、乾燥している薪が良い!と聞いたことがあるのではないでしょうか。

では、なぜ乾燥した薪を使うことがオススメされているのでしょうか?

・ 火つけのよさ

 乾燥した薪は水分がないので良く燃えます。
また、火がつきやすく薪ストーブの焚き初めに乾燥した薪を使用すれば、途中で火が消えて失敗することはないでしょう。

逆にいえば、乾燥が不十分な薪は燃えにくく、火がつきにくい薪です。
実際、火つけの薪に乾燥が不十分な薪を使用すると上手く燃えずに火が消えてしまうことが多いです。

・ 汚れの元が発生しにくい

 水分を含んでいる薪は水分が蒸発するまで、燃えずに燻り続けます。
その際に発生する煙には、タールなどが発生します。
タールは煙突や、薪ストーブのガラスを汚してしまう原因です。
針葉樹などの油分を多く含む木ほど発生します。

良く燃えている薪ストーブでは、発生したタールも燃やしてエネルギーの1つになりますが、乾燥が不十分な薪だと温まりが遅く、余分なタールが燃えずに煙に乗って煙突に付着して汚れとなります。

薪を乾燥させる オススメは[薪棚]

 前に上げた通り、薪ストーブで使う薪は乾燥していた方が何かと便利!

 木を切った直後の薪は含水率50%ほどです。
乾燥薪と呼ばれるためには、約35%落とさなければなりません…
35%を乾燥させるのに、約1年程風通しが良い場所に置くことが重要です。

一年間薪を風通しの良い場所に置く・保管するには

薪棚 が最適です!

薪棚はその名の通り薪を乾燥・保管する棚。

薪棚で大切なことは

・地面からの湿気を防ぐ
・雨を防ぐ
・風通しの良さ
・強度

上記4つになると思います。
たとえば、土の上に直接薪を置いてしまうと土の中に含まれる水分で湿気が発生し、地面との接地面が腐りやすくなってしまいます。
コンクリートなら大丈夫じゃん!と一瞬思うかもしれませんが、雨が降った時に、コンクリートと木の間に水分が入り込み、腐りやすくなります。
なので、地面から話、少しでも地面と接地している面を減らしましょう。

雨の話も少しでましたが、木の大部分が雨で濡れると少しづつ浸透していき、そもそもの乾燥が遅くなってしまいます。
少しでも雨に濡れる面を減らしましょう。

風通しの良さも重要です、風通しが良ければ薪の乾燥が早くなります。

そして、意外と忘れがちなのは薪棚の強度!
1つ1つはそれほど重たくなくても、量が増えればどんどん重くなります。
薪棚に強度がなければ、壊れて横から薪が転がり落ちていく可能性も…

薪棚 市販

それではここで、市販されている薪棚(弊社で取扱いがある物)をご紹介!

ファイヤーサイド:2×4(ツーバイフォー)ログラック
¥14,300(税別)

ファイヤーサイド:2×4(ツーバイフォー)ログラック

 市販と紹介しましたが、少しDIYの要素があります。
2×4の木材を購入して薪を置く下の部分とします。
屋根も自分で付ける必要がありますが、回りの枠がお安く手に入ります。

シンプルで使いやすく、別荘として使用して薪ストーブを使う頻度があまり多くないお客様にはオススメの製品です。

屋根も自分で付けることになりますが、さほど難しくないので軽いDIYとして楽しみましょう!

2×4と2×6の木材で段差づくり

薪棚 DIY

こちらはガッツリDIYで作成した薪棚をご紹介。

 基本的な枠を単管で組んで薪棚にしています。
下にコンクリート基礎があるのは、薪を多くいれた際に脚が土の中に沈むのを抑えるためです。

この薪棚は、約2日で作成。
近くのホームセンターで買える材料で作っており、材料の合計金額は

5万円程

横が約4m程、奥行が80cmです。

この薪棚は弊社事務所の薪棚です。

デザイン面でこだわりがあり、屋根に木材を使用しています。
材料費は約8万円程

コンテナ事務所の横に設置してありますので、ぜひ一度ごらんください。

まとめ

薪棚作りには多少なりともお金が掛かります。
ですが、薪を乾燥させるにはすごく便利な物なのです。

薪棚作りも薪作りも薪ストーブライフの1つ。
切った後の薪の面倒を見るのも楽しいですので是非!