最近はガーデニングを楽しむ方も増えています。昔は、庭づくりと言えば、造園屋さんの専売特許みたいな感じがありましたが、DIYブームもあり、「庭も自分でやってみよう!」とお考えの方も多いのではないでしょうか。そして、庭づくりと言えば、樹木の選定が一番にくるかもしれませんが、案外、見た目は勿論、後々の使い勝手に影響するのが、庭や駐車場に敷く砕石です。そんな砕石にも実は色々な種類があるのをご存知でしょうか。今回は、砕石の種類についてご紹介していきます。

〇そもそも砕石とは?

 砕石という言葉に馴染みがない方もいらっしゃるかと思いますが、その名の通り、石を粉砕機(クラッシャー)と呼ばれるもので、ある程度の大きさに砕いたものを言い、形状は角張ったものが多くなります。用途は、庭や駐車場などに敷き詰めたり、舗装やコンクリートを打設する際の下地に使われたりもします。粉砕機で砕く際の大きさや分別の仕方などのよって、それぞれの用途にあった砕石が生産されます。

〇砕石にはどんな種類のものがあるの?

 一口に砕石と言っても次のようなものがあります。

・単粒度砕石

・クラッシャーラン

・粒度調整砕石

・再生砕石

・再生粒度調整砕石

・割栗石

 それぞれ、簡単に違いを紹介していきます。

 まず、単粒度砕石は、粉砕した後、ふるいにかけて一定範囲の大きさに揃えられたものを指し、その粒の大きさによって、S‐20、S-30あるいは5号砕石4号砕石と呼ばれたりします。例えば、S-60(2号砕石)は、大きさが40~60ミリらいのものになりますが、線路に敷きつけられたりします。

 次にクラッシャーランですが、粉砕されたあと、粒の大きさを揃えていないもののことを言い、C-30、C-40と言った表示がされ、C-30は0~30ミリといった感じのばらつきがありますが、砕いたままのゴロゴロした砕石といったイメージです。そして、クラッシャーランをふるいにかけて大きさを調整したものに粒度の細かい細骨材と呼ばれるものを混ぜたものを粒度調整砕石と言い、M-30とかM-40といった表示がされています。M-30は0~30ミリの大きさのものということになります。

この他にクラッシャーランに廃材等を砕いたものを混ぜた再生砕石、その大きさを調整した再生粒度調整砕石、100~250ミリと最も大きな割栗石などがあります。

〇どの砕石を選べばいい?

 では、実際に庭や駐車場などに敷き詰める際にはどのようなものが選ばれるのでしょうか。一般的な選び方をご紹介していきます。

 まず、家の周りに敷いたりする場合は、S-13やS-20と言った小ぶりの単粒度砕石が用いられることが多いです。雑草が生えるのを防いでくれるといったメリットがある他、水はけ美観もよくなります。

 C-30と言った小ぶりのクラッシャーランは駐車場などで利用されます。また、クラッシャーランよりも強度が出る粒度調整砕石のうち、M-30のような小ぶりのものは、駐車場は勿論、家の周りや砂利道でも使用されます。

今回は、庭や駐車場などに敷き詰める砕石について見て来ました。他にもガーデニングで

は、細目砂、荒目砂、山土なども使用されますが、ホームセンターなどで実際に見ること

も出来るかと思いますので、使い勝手に応じたものを選ばれたらいいかと思います。もし、

「どんなものを選べばいいか」、「一人でやるのは大変」といったお困り事が出来た際には、

どんなことでも、私達、那須BASEにご相談ください。ガーデニングなども含めて素敵な

空間創りのお手伝いをさせていただきます。