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こんにちは!那須BASEです。
高原性の気候で、夏は涼しく快適な那須ですが、冬場にはそれなりの備えが必要となってきます。勿論、冬の那須も素晴らしいのですが、それでも住宅や別荘を構えるとなると、用心しておかなければいけないことがあります。それは凍結です。凍結と言っても、道路の凍結ではなく、水道管の凍結です。都心や温暖な気候のところに住んでおられる方にとっては、水道管の凍結と言ってもピンとこないかもしれませんが、冬場に冷え込む地域では、当然のことです。それでは、今回は、そんな水道管の凍結とその対策について見ていきます。
因みに…私も一度水道管凍結による破裂を経験しており5日程水が使えない時期がありました。皆様がそんな苦労をしないためにもご覧ください!
○水道管の凍結とは?どうなると凍結するの?凍結したらどうなるの?
水道管の凍結とは、水道管の中にある水が凍結してしまうことです。外気温が、マイナス4~5度ぐらいになると凍結の可能性が出てきます。風が吹けば、もう少し高い温度でも凍結してしまうことがあります。水道管の中の水が凍結すると言っても、地中に埋設されている部分は、ほとんど凍結しません。凍結する部分は、地表面から出ている外気に触れている部分ということになります。水道管が凍結するとどうなるかと言えば、蛇口を空けても水が出ないことになります。ただでさえ、忙しい朝です、水道が出なければ、朝食やお弁当の支度もできないし、顔も洗えない、そしてトイレも使えないといったことになってしまいますから大変です。また、水道管が凍結しても、すぐに水道管自体が破損するというわけではありません。ですから、気温が上昇すれば、水道は使えるようになることが多いです。もし、外部に露出している部分で凍結していそうな場所がわかれば、そこにお湯をかけて氷を解かすことはできますが、タオルを巻くなどの注意をしないと急激な温度変化で水道管自体が破損してしまう場合も出てきます。
○水道管の破損を防ぐためには?
では、そんな困ったことにならないために、出来ることについて紹介していきます。まずは、ご自分でできることからです。
・水を出しっぱなしにする
よほどの低温にならない限り、水は動いている限りは凍りません。ですから、寝る前などに水道の蛇口を少し開けておいて、水が流れるようにしておくのは最も簡単な凍結防止方法かもしれません。出しっぱなしにすると言っても、普段使っているような量の水を流す必要はありません。かと、いって雫が一滴、一滴落ちるようでは、少なすぎます。雫が、一筋の水の流れになるかならないか、それぐらいで大丈夫だと思います。この程度ならば水道料金も気になるほどではありません。音が気になるようでしたら、スポンジか何かで受けてもいいかもしれません。
また、水洗トイレの場合は、水を出しっぱなしにすることはできませんので、その場合は、自動車のウォッシャー液などの不凍液を入れておけば大丈夫でしょう。
・水抜きを行う
水道管の中に水が無くなれば、凍結する恐れはありません。ですから、水抜きを行い水道管の中の水を無くしてしまうというのも1つの方法です。作業の基本は、元栓を閉めてから、全ての蛇口から水を流しきることになります。数日間、留守にするといった場合には、水を出しっぱなしにするわけにはいきませんから、水抜きをしておくことがおススメです。ただ、この場合は、元栓をあける前に全ての蛇口を閉めておく必要があります。
○給湯器の凍結防止も忘れずに!
水道管以外にも大切なものがあります。それは給湯器です。給湯器が凍結で破損すると結構な出費になることもありますから、水道管とは別に注意をしておきましょう。
具体的な方法は、水道管と同じで、水を出しっぱなしにするか水抜きを行うかです。
水を出しっぱなしにする場合は、電源を切ってお湯の方から水を出しっぱなしにしてください。また、水抜きをする場合ですが、給湯器には必ず給水栓と水抜き栓というのがありますから、水道管の場合と同じで給水栓を止めたから、水抜き栓を開けて水を抜くことになります。
○凍結防止のためのハード面での対策
今までは自分で手軽に使い勝手を工夫することでできる凍結防止について見て来ましたが、工事の段階などから出来るハード面の対策があります。
不凍水栓柱という寒冷地仕様のものがあるのですが、これを取り付けることで、凍結の恐れのある部分の水を簡単に抜くことができ、凍結を防止することができます。あと、露出している部分に凍結防止用に発泡スチロールの保温材を巻き付けておくとことも出来ます。また、さらに寒冷な地方では、ヒーター付きの凍結防止カバーなどもあります。
水道管の凍結について見て来ました。水道が使えないのは勿論、不便ですし、水道管や給湯器の破損に繋がる場合もあります。ここ那須の魅力は、その気候風土が育んだものとも言えますが、やはり生活するのに必要な措置は講じておかなければいけません。ここでは、簡単に紹介しましたが、実際にはシングルレバーのものや混合栓、サーモ付きのものなど、色々なケースも出てきます。また、給湯器についても配管によっては、処置の方法が違ってきたりもします。そんなことも含めて、直接工事に関係ないことでも、ここ那須のことを熟知している、私達、那須BASEにご相談ください。勿論、凍結防止の対策もさせていただきます。例えば、不凍水栓柱についても、おしゃれなものは伸縮タイプのものなど色々な製品が出ていますから、家の雰囲気に合わせて選んでいただくこともできます。那須BASEは、那須での暮らしを楽しんでいただくためのお手伝いをさせていただいておりますので、お気軽に声かけてくださいね。