キャンプ場運営のための山林購入のポイント。

最近のキャンプブームで、キャンプ場へのニーズが高まっています。
中には、自分が理想とするキャンプ環境を作り出すために、山林の購入までしたしまったソロキャンプ芸人さんまで出てきました。
そこまでいかなくても、キャンプ好きが講じて、自分でキャンプ場を持ちたい、運営したいという方は増えています。

勿論、最初から土地を持っていたり、あるいは知人から借りれる、譲ってもらえるという場合もあるかもしれませんが、今回は、土地、山林を買って、キャンプ場を造ってしまおうという方のために、そのための山林の購入について見ていきます。

○キャンプ場として山林を買う場合、このような場所が最適!

 キャンプ場の運営を考えておられる場合、どのような場所が適しているのでしょうか。
勿論、人混みから離れることができる人里離れた山の中といったイメージだと思いますが、具体的には他にどのようなポイントがあるのでしょうか。
簡単にですが見ていきます。だいたい次のようなイメージでしょうか。

 ・キャンプやあるいは炊事ができるようなある程度、まとまった平地が確保できる。

 ・陽当たりがある程度よくて、風通しもいいようなところ。

 ・周辺に民家等がない。

 そして、このような条件を満たす部分の広さとして300坪から500坪ぐらいあればいいかもしれません。
それ以下だと、せっかく街を離れてキャンプに来たのに、人混みを味わってしまう、ということになりかねません。

○キャンプ場として山林を買う場合の注意点!

 せっかくイメージに合う場所があったとして、実務上の問題として次のようなことをクリアする必要も出てきます。

 ・車のアクセスがしっかりとしている。

 ・電気や水といったライフラインを確保することができる。

 ・トイレの処理ができる。

 これらの条件を満たした上で、もし、各種の許認可が必要な形態を考えている場合は、それもクリアできる必要があります。
例えば次のようなものです。

 ・飲食業や酒類販売の許可

 ・森林の伐採や造成、建築行為がある場合は、それらに関係する許認可

それに、毎年のように災害が起きている日本では、次のようなことも気になります。

 ・洪水

 ・山、がけ崩れ

 ・道路やライフラインの寸断 

 よく知っている土地ならば別かもしれませんが、これらを調べるだけでも、それなりに大変です。
しかし、安定した経営、運営をするには、これらすべてが大切になってきます。

○山林が欲しい場合、どうやって探すの?

 では、実際に山林を手に入れたい場合、どのようにして探すことになるのでしょうか。
だいたいは次のようなケースが考えられます。

 ・不動産屋さんを訪ねる。

 ・不動産の情報サイトや、地方暮らしに特化したサイトで情報がないか探してみる。

田舎ねっと.Com  http://www.inakanet.jp/

田舎暮らし情報館 https://www.inakakurashi.jp/

 ・森林組合や役場等に何か情報があるか聞いてみる。

 どれも、いいご縁があれば山林の購入をすることができるかもしれませんが、確率はそれほど高くないようです。

○そもそも山林を探すのって難しいの?

 都心でマンションや戸建て、あるいは宅地を買う場合には、色々な媒体で知ることができますし、不動産屋さんを訪ねれば済みそうです。
ですが、身近で山林の売買の情報というのを目にされた方は少ないと思います。
そうです、山林が欲しいと思っても、案外、そのような情報がないのです。

山林の荒廃や林業の後継者不足が叫ばれているような時代背景なので、売りに出される山林って結構あるような気がします。
実際に売却を希望されている方は、けっこう多くいらっしゃるのですが、それらの情報が探している人の手元に届かないのです。
その理由は、主に仲介を行う不動産屋さん側の事情が大きいようです。
そしてその事情とは次のようなことが考えられます。

 ・山林を欲しがっている人の数が少ないため、最初からあきらめている。

 ・山林の売買価格はそれほど高額にならないため、手数料をそれほど稼げない。

 ・その割に山林売買には、境界や所有者の確定等手間がかかることが多い。

つまり、割に合わないことが多いのです。

○本気で山林を購入したかったら?

 本気で山林を購入したかったら次のような方法もアリかもしれません。

 ・めぼしい山林を見つけたら、登記情報等から所有者を割り出し、訪ねていく。

 今は、グーグルアースといったものを利用することも可能ですから、好きな、お気に入りの地域が決まっているのならば、可能性のある山林を見つけることも可能だと思います。

 ただ、この場合でも個人で、いきなり持ち主の元を訪問しても、警戒されることがよくあるようです。
やはり、不動産屋さん、それも地元の不動産屋さんから話を持っていってもらった方が安心感があるようです。

 ですから、結果としては、やはり地元の事情に精通していて、親身になって動いてくれる不動産屋さんというのが大きな役割を担ってくるようです。
勿論、このような不動産屋さんならば、売却希望の山林についての情報も持ち合わせているかもしれません。

まとめ

キャンプ場を運営するための山林の購入について見て来ました。私達、那須BASEでは、豊富な那須地域の地元情報があります。
そして、しっかりとした情報網を持ち、迅速に、そして誠実に動いてくれる不動産屋さんのネットワークもあります。
山林の購入以外にもキャンプ場の開設、運営に関する色々な相談に乗らせていただきますので、キャンプ大好き、そして那須のことが気に入っていただけている方は、是非、一度、私達、那須BASEにお話しをお聞かせください。皆さんと一緒に、那須を盛り上げていければと思っています。