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キャンプ、アウトドア好きが高じて自分のキャンプ場を持ちたい、という方が増えてきています。勿論、自分や仲間だけがキャンプが出きればいいというものから、キャンプ好きの方に集まってもらいたいという集客を見据えた、ある程度の規模のものまで色々とあると思いますが、今回は、多くの方に集まっていただくキャンプ場を開設するための用地の探し方と必要な土地の広さについて見ていきましょう!
〇キャンプ場に必要なスペースは?
では、まず、キャンプ場には、どのようなスペースが必要となってくるのでしょうか。簡単に見ていきます。
・テントを設営する、車を停めるためのパーソナルなスペース
・トイレやシャワー、炊事場、通路等の共用のスペース
・営業や管理のために必要なスペース
そして、キャンプの目的として、都会の喧騒から離れる、自然と触れ合うといったことがありますから、それぞれ、ゆったりとした、あまり周りとは干渉しすぎないようにしておく必要があります。
〇キャンプ場には、区画サイトとフリーサイトがある?!
また、キャンプ場には、1つ1つがはっきりと区画されている区画サイトと、場内に適当な場所を自分で探して、テントの設営等を行うフリーサイトのもがあります。
そのうち、区画サイトは、次のようなサイズの区画に区切られている場合が多いようです。
・5m×8m=40㎡
・8m×8m=64㎡
・10m×10m=100㎡
・10m×12m=120㎡
このうち、車を横づけで、テントを設営しテーブル等を置くとなると、5m×8mぐらいの広さの場合、少し人数が増えると窮屈になるかもしれません。
勿論、ソロキャンプや2人ぐらいならば十分かもしれませんが、ファミリー等4~5人ぐらいでの利用となると、10m×10mぐらいは欲しいところです。
勿論、フリースペースの場合は、特段、広さに定めはありませんが、全体の広さを考える上での考え方は、同じと言っていいかと思います。
〇区画サイト、フリーサイトのそれぞれのメリット、デメリットを紹介!
では、最後にキャンプ場用地の広さを考える上で大切な、区画サイトとフリーサイト、それぞれの管理する上でのメリット、デメリットを簡単に紹介していきます。
まず、区画サイトですが、予約等も含めて管理がしやすいのがメリットと言えると思います。また、デメリットとしては、キャンプ本来の持つ自然の中で過ごすといった雰囲気が薄れる傾向がありますから、どのように整備、維持管理をしていくのかといったことも考えておく必要があるかもしれません。
また、フリーサイトの場合は、全体像が把握しにくかったり、スペースの占有の仕方も含めて管理が難しいといったデメリットがあります。一方、逆に言えば、キャンプ本来の持つ楽しみ方に近いものがあるかもしれません。
〇キャンプ場用地に関する法規制
いくら自分が気に入った土地でも、法律をクリアしなければ、キャンプ場を開設することはできません。キャンプ場の営業形態によっては、色々な法律が関わってきますが、ここでは、キャンプ場の用地探しのスタートとして、関連しそうな土地や建物に関する法律の代表的なものを紹介していきます。
・都市計画法
都市部に近いような地域では、都市計画区域というところに属している場合があります。その場合は、都市計画法という法律の規制を受けることになり、場所によっては、開発行為や建築物を建てることができないことになってしまいます。
・建築基準法
キャンプ場では大規模な建築物を建てることはないとは思いますが、都市計画区域内などでは、建築確認が必要となってくることもありますが、建物の用途や規模によっては、都市計画区域外でも必要となることがあります。
・農地法
一見、農地はキャンプ場に適しているように思えますが、地目が農地の場合は、農地法の規制によって、他の用途に転用できない場合があるので注意が必要です。
〇キャンプ場用地の探し方を紹介
それでは、具体的にキャンプ場用地の探し方を紹介していきます。基本的には、他の不動産と変わりありませんが、物件自体が特殊なため、一般的な不動産に較べると、探しにくいかもしれません。
・不動産屋さんに依頼する
不動産屋さんは、その地元でなくても、ネットワークがあり、離れた場所の物件情報も検索したり、問い合わせることが出来るようになっていますから、知り合いに業者さんがいれば勿論ですが、そうでなくても相談してみるのも方法の1つです。
・ネットを通じて
今や、不動産も当然のようにネット検索することができます。勿論、キャンプ場といったワードで探すことができる場合もあるかもしれませんが、自分の思い描く地域を対象として検索していく必要があるかもしれません。
・地元の不動産屋さんを通じて
地元の不動産屋さんならば、地域の状況に精通しておられるでしょうし、情報も持っておられるかもしれません。場合によっては、所有者さんに交渉して、売却をお願いしてくれることもあるかもしれません。
・土地所有者さんに直接
元々の知り合いにその地域に縁のある方がいらっしゃったり、気に入って、そこに通ううちに近所の方と仲良くなったりした場合、キャンプ場用地を探しているという話をすれば、力になってもらえるかもしれません。場合によっては、キャンプ場のオーナーが、直接売ってくれることもあるかもしれません。
・競売物件
裁判所を通じて行われる競売は、情報を入手することができますし、一定の条件を満たせば参加することができます。競売は、その土地がある裁判所を通じて行われます。
今回は、キャンプ場の開設を考えておられる方のために、その一歩となる用地、土地の 探した方とその広さについて紹介してきました。
勿論、キャンプ愛で一杯の須BASEには、キャンプ場用地に関する情報も集まってきます。
中には、色々な事情があって正式には売却の依頼をしていない、情報が表に出ていないようなお話もあります。
那須BASEは、そんなキャンプ場開設の第一歩からお手伝いさせていただきます。